AI社員(サブエージェント)
「AI社員を雇った」系の投稿の実体は、公式機能のサブエージェントです。.claude/agents/ にMarkdownファイルを1枚置くと、専門担当の部下が1人増えます。
仕組み(1分で)
- 部下は自分専用の作業机(コンテキスト)で働くので、メインの会話が散らかりません
- 部下ごとに使える道具(tools)を制限できます。調べ物係に書き換え権限を持たせない、など
- ファイルの置き場所は、プロジェクト用が
.claude/agents/、全プロジェクト共通が~/.claude/agents/
ファイルの書き方
上の3行(---で挟まれた部分)が履歴書、下の本文が仕事のマニュアルです。
.claude/agents/kensa-gakari.md(例: 検査係)
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name: kensa-gakari
description: 検査係。できあがったものを辛口チェックする担当。バグ探し・品質チェック・「本当に正しいか疑う」仕事はこの部下に任せる。書き換えはしない。
tools: Read, Glob, Grep, Bash
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あなたは検査係です。渡されたものの問題点を探して報告してください。
守ること:
- 褒めるためではなく、問題を見つけるために読む
- 問題は「場所・何が悪いか・直し方の提案」をセットで書く
- ファイルの書き換えはしない(指摘だけ)description は「いつこの部下に任せるか」をClaude自身が判断する材料になるので、「〜のタスクはこの部下に任せる」と書いておくと自動で仕事が振られます。
構成例: 江戸商家方式(部署に名前をつける)
部下が増えてきたら、江戸の商家のように「部署」で考えると整理しやすくなります。実際に運用している構成例:
| 部署 | 仕事 | tools(道具) |
|---|---|---|
| 調査係 | 調べて報告する。書き換えない | Read, Glob, Grep, WebSearch, WebFetch |
| 実装係 | 実際に作る・直す | Read, Glob, Grep, Write, Edit, Bash |
| 検査係 | 辛口レビュー。書き換えない | Read, Glob, Grep, Bash |
| デザイン係 | 見た目を作る・整える | Read, Write, Edit, Bash, WebSearch |
| 物語係 | 文章・世界観を書く | Read, Glob, Grep, Write, Edit |
ポイントは「作る係」と「チェックする係」を分けること。公式docsでも、役割を絞ったサブエージェントほど期待どおりに動きやすいとされています。最初は初期設定ページの調査係1人から始めて、必要になったら増やすので十分です。
出典: Anthropic公式docs: サブエージェント(詳細な役割設定の推奨) / 構成例はツバキリ商会の運用(このサイトの作者)
作るときは対話で
ファイルを手書きしなくても、Claude Codeの中で /agents と打つと、対話しながら部下を作れます。まずClaudeに下書きさせて、自分好みに直すのが公式のおすすめです。